ペンは剣よりも強し。

頭に浮かんだことを気ままに書いていきます。

勇者サマヤ物語 0029

 どうも話の展開スピードが落ちてきた気がする。登場人物が増えてきたので仕方がないことではあるのだが、スピードが落ちると文章のキレも落ちているように感じられて好ましくない。どうしたものか。まあいいか。

 よし! 気にせず書こう。

「はいよ、ノーマル三丁!」

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勇者サマヤ物語 0028

「ここです」

 これは小さなラーメン屋だ。

「ここ……なのか?」

 キュウが場所を間違っている可能性もあるので、一応、確認しておく。

「はい。ここです」

 ここらしい。店先の看板には『ラーメン処!!アソコ亭!!』と黄色の文字で書かれていた。文字から凄まじい気迫が伝わってくる。アソコってどこだよ。

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勇者サマヤ物語 0027

 というわけで、俺達四人はブルグラ王国に来ていた。俺が初めてこの国を訪れたのは十年近く前のことだが、活気に満ちた国民達の様子は相変わらずだった。そうだ、後で代わりのテントを買っておかなければ。ナミハに行かせるとしよう。

「シノアリの町に似て、いい雰囲気の国だなー! いつかスキルメソッズのみんなも連れて来たいよ」

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勇者サマヤ物語 0026

 この若さで俺とまともに戦えそうな力を持っているとは……末恐ろしい少女だ。俺はキュウを見た。キュウはボーッとしている。こうして見ると隙だらけで、歳相応の少女なのだが……。たぶん、というか間違いなく、ナミハの喋り方を変えたのはキュウの魔法だろう。どうしてそんな下らない魔法をあのタイミングで使ったのか? 自由すぎる。

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勇者サマヤ物語 0025

 そうだ、混同してる人がいるかも知れないから言っておくけど、これまでの話に出てきた『魔法』と『呪文』とは同じ存在だからね。二通りの表現があるってだけ。これに関しては俺の描写に問題があったので、素直に謝罪です……とか言うと思ったか? 解説してやっただけありがたいと思えよ。

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