勇者サマヤ物語 0029
どうも話の展開スピードが落ちてきた気がする。登場人物が増えてきたので仕方がないことではあるのだが、スピードが落ちると文章のキレも落ちているように感じられて好ましくない。どうしたものか。まあいいか。
よし! 気にせず書こう。
「はいよ、ノーマル三丁!」
続きを読む勇者サマヤ物語 0028
「ここです」
これは小さなラーメン屋だ。
「ここ……なのか?」
キュウが場所を間違っている可能性もあるので、一応、確認しておく。
「はい。ここです」
ここらしい。店先の看板には『ラーメン処!!アソコ亭!!』と黄色の文字で書かれていた。文字から凄まじい気迫が伝わってくる。アソコってどこだよ。
続きを読む勇者サマヤ物語 0026
この若さで俺とまともに戦えそうな力を持っているとは……末恐ろしい少女だ。俺はキュウを見た。キュウはボーッとしている。こうして見ると隙だらけで、歳相応の少女なのだが……。たぶん、というか間違いなく、ナミハの喋り方を変えたのはキュウの魔法だろう。どうしてそんな下らない魔法をあのタイミングで使ったのか? 自由すぎる。
続きを読む勇者サマヤ物語 0025
そうだ、混同してる人がいるかも知れないから言っておくけど、これまでの話に出てきた『魔法』と『呪文』とは同じ存在だからね。二通りの表現があるってだけ。これに関しては俺の描写に問題があったので、素直に謝罪です……とか言うと思ったか? 解説してやっただけありがたいと思えよ。
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