ペンは剣よりも強し。

頭に浮かんだことを気ままに書いていきます。

勇者サマヤ物語 0019

 宿屋を出て、ナミハと合流した。やはり体調は悪そうだが、準備はきちんと済ませていたようだ。ところで、昨夜の出来事は覚えているのだろうか。いつか突っ込んでみてやろうと思う。

「スキルメソッズの連中とは、もう話したか?」

続きを読む

勇者サマヤ物語 0018

 後で聞いた話だが、宴会でテンションを上げすぎたナミハは、酒を飲みに飲んで酔っ払い、「おちんちん食べたいの〜」と叫びながら町内を走り回っていたらしい。う〜ん……やっぱり連れて行くのはやめとこうかな? ちょっと悩む。

続きを読む

勇者サマヤ物語 0017

 ミナカタの言葉通り、夜には派手な宴会が開催された。それより少し前に、シノアリ流のオモテナシとやらも受けた。内容は具体的には書けないが、なかなかにグッドな経験ができたということだけは言える。つまり、ミナカタが勧めてくれた高級娼館をタダで利用できたのだ。

 宴会の最中、一人で牛乳とオレンジジュースを混ぜた飲み物を楽しんでいると、見知らぬ老人が声を掛けてきた。

続きを読む

勇者サマヤ物語 0016

 町に戻った俺達は、その足でミナカタに討伐完了の旨を伝えに行った。俺は宿屋に戻って寝たかったのだが、スカミットがキャンキャンうるさかったので、仕方なく。

「――というわけで、お二人は邪竜討伐を見事に! 成し遂げたんです!」

 今もキャンキャンうるさい。お前は何もしてなかった(というか何もさせなかったのだが)くせに、一丁前に語りやがって。

続きを読む

勇者サマヤ物語 0015

 片方の翼を両断された竜は、あっさりと戦意を喪失し、ウンコブレードによって絶命させられることとなった。ネーミングが幼稚だと感じた人もいるだろうが、俺はこういう人間なので、気にしないで欲しい。もう一度言うが、俺はこういう人間だ。これまでも、これからも。何かこれ名言っぽいな。

続きを読む