勇者サマヤ物語 0019
宿屋を出て、ナミハと合流した。やはり体調は悪そうだが、準備はきちんと済ませていたようだ。ところで、昨夜の出来事は覚えているのだろうか。いつか突っ込んでみてやろうと思う。
「スキルメソッズの連中とは、もう話したか?」
続きを読む勇者サマヤ物語 0018
後で聞いた話だが、宴会でテンションを上げすぎたナミハは、酒を飲みに飲んで酔っ払い、「おちんちん食べたいの〜」と叫びながら町内を走り回っていたらしい。う〜ん……やっぱり連れて行くのはやめとこうかな? ちょっと悩む。
続きを読む勇者サマヤ物語 0016
町に戻った俺達は、その足でミナカタに討伐完了の旨を伝えに行った。俺は宿屋に戻って寝たかったのだが、スカミットがキャンキャンうるさかったので、仕方なく。
「――というわけで、お二人は邪竜討伐を見事に! 成し遂げたんです!」
今もキャンキャンうるさい。お前は何もしてなかった(というか何もさせなかったのだが)くせに、一丁前に語りやがって。
続きを読む勇者サマヤ物語 0015
片方の翼を両断された竜は、あっさりと戦意を喪失し、ウンコブレードによって絶命させられることとなった。ネーミングが幼稚だと感じた人もいるだろうが、俺はこういう人間なので、気にしないで欲しい。もう一度言うが、俺はこういう人間だ。これまでも、これからも。何かこれ名言っぽいな。
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